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いわき市で屋根カバー工法を検討中の方へ。葺き替えとどう違う?失敗しない選び方とは
2025年07月30日(水)
いわき・双葉・北茨城の皆様 こんにちは!
塗装専門店のプロタイムズいわき店(株式会社郡山塗装)です!
もし「最近、屋根にわずかな隙間を見つけた」「台風後に屋根材の割れを目にした」としたら、それは屋根の劣化サインです。
しかし、屋根をすべて葺き替えるとなると、費用面が気になりますよね。
そこでこの記事では、屋根の葺き替えよりも手軽でコストを抑えられる新しい選択肢「屋根カバー工法」について、基本情報や葺き替えとの違い、工法の基本、メリット・デメリット、施工の流れ、費用の目安まで詳しく解説します。
屋根カバー工法とは?葺き替えとの違いをわかりやすく解説
屋根の劣化が気になっていても、葺き替えまでするべきかどうか迷う方は多いかもしれません。
そんなときに検討したいのが、屋根カバー工法です。
ここでは、屋根カバー工法の基本構造と葺き替えの違いを丁寧に解説し、この工法が使えるかどうかを判断するための見極めポイントをご紹介します。
屋根カバー工法の基本
屋根カバー工法とは、既存屋根材の上に防水シートと新しい屋根材を重ねる施工方法です。
既存屋根を撤去しないため、廃材処理を減らせるうえ、工期短縮・騒音と粉塵対策にもつながります。
現地で野地板や既存の屋根の状態を診断し、劣化が見られない場合は、防水シートを重ねる形で工事を始めるのが一般的な流れです。
その後、軽量かつ耐久性の高いガルバリウム鋼板などの屋根材を重ねて取り付けます。
屋根葺き替えとの違い
葺き替えは既存屋根材をすべて剥がして新たな下地から施工する方法、カバー工法は既にある屋根を残したまま上に新しい屋根材を重ねる工法です。
カバー工法は今ある屋根を撤去することがない為、廃材処理を抑えつつ、3~5日程度で完了しますが、葺き替え工事は廃材処理費用がかかり、作業期間が長くなります。
一方、葺き替えの場合、耐久年数としては下地の劣化を直接補修できて約20~30年とされる中、カバー工法は約15~25年とやや短いです。
加えて、カバー工法では既存の屋根+新屋根材の重さが建物にかかるので、構造に影響がないかを事前に判断する必要があります。
カバー工法が向いている方
カバー工法は、雨漏りを未然に防ぎたいと考えている人に向いています。
葺き替えほどの費用はかけられないが、屋根の傷みを放置するのは不安というケースや、費用を抑えながら屋根の性能を高めたいときにも有効です。
特に、軽度の劣化が見られ下地補修を必要としない住宅では、施工のメリットが大きくなります。
屋根カバー工法のメリット・デメリットを正しく理解しよう
屋根カバー工法を選ぶときは、メリットとデメリットをよく理解し、自宅の状態に合っているかを見極めましょう。
項目 | 内容 |
メリット | ・既存屋根を撤去せず施工でき、廃材が少なく処分費を抑えられる ・工期が短く、施主様への負担が少ない ・屋根材が二重になることで断熱・防音効果が向上 ・予算を抑えつつ性能向上が図れる ・雨漏り対策や築年数が経過した家屋の補強にも有効 |
デメリット | ・屋根が二重構造になることで重量が増加する ・既存屋根の下地の劣化が見えにくくなるリスク ・建物の構造や状態によっては施工できない場合もある ・通気や湿気対策が不十分だと、内部結露の恐れがある |
屋根カバー工法のメリット
屋根カバー工法は、廃材処理が少なく工期も短いので、施主様への負担を軽減しながら屋根の機能を高めることができます。
予算を抑えつつ屋根の性能を高めたい方、工期を短くしたい方、また築年数が経過した住まいの補強を考えている方に適している工法です。
屋根カバー工法のデメリット
カバー工法には、屋根を二重にすることで建物の重さが増すことや、既存の屋根の下地にある劣化部分が見えづらくなるというデメリットがあります。
そのため、施工を検討する際には、建物の耐震性・屋根の下地の状態・カバーで使う商品を専門家と一緒にしっかり調査しておくことが重要です。
また、建物の劣化が進んでいる場合は、カバー工法が出来ない場合があります。
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こんな屋根は要注意!カバー工法が使えないケースとは
屋根カバー工法を選ぶ際には、自宅での施工が本当に可能かどうかをしっかり確認しましょう。
軽い傷みに見えても、実際にはこの工法が使えないことがあります。
既存の屋根材が瓦屋根の場合
瓦屋根は1枚あたりの重量があるため、その上に新しい屋根材を重ねると建物への負担が大きくなります。
特に和瓦や陶器瓦では、カバー工法を使えないことが多く、構造の安全性を十分に確認することが必要です。施工前には、建物の耐久性や重さへの対応力を専門会社に診断してもらいましょう。
野地板が腐食している/雨漏りが進行している場合
屋根の見た目に異常がなくても、内部で野地板が腐食していたり、雨漏りが進んでいるとカバー工法は使えません。
施工後に状況が悪化し、屋根の作り変えが必要となって修繕費がかさむ恐れがあります。
リスクを避けるには、屋根裏の調査や一部の屋根材を外して中を確認する検査で、下地の状態を詳しく調べてから工法を選ぶことがポイントです。
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https://k-toso.net/diagnosis/
屋根の傾斜が緩すぎる場合
屋根の傾斜が緩いと、雨水が流れにくくなり、雨漏りのリスクが高くなります。
特に一定の勾配を下回ると、十分な防水性を保てないため、カバー工法を採用できません。
施工前には屋根の角度を正確に測り、水はけの状態を事前にチェックしておく必要があります。建築時の図面のみで判断では、実際と異なる場合があるため注意が必要です。
築年数40年以上で構造に不安がある住宅
築40年を超える住宅では、柱や下地など建物全体の老朽化が進んでいます。
屋根材の重ね張りによる重量増加が構造の安全性に影響することがあり、必要に応じて耐震診断を含む調査を行なうと安心です。
工事中の生活への影響は?実際の施工の流れを解説
屋根工事を検討したときに、騒音や生活への影響が気になる方は少なくないでしょう。
ここでは、カバー工法による屋根工事の流れを、わかりやすくご紹介します。
【屋根カバー工法の施工ステップ】
1. 現地調査・屋根診断
屋根の劣化具合や構造を確認し、カバー工法が適用できるかを判断します。
↓
2. 足場設置と養生
安全に作業するための足場を設置し、作業範囲をしっかり養生します。
↓
3. 屋根洗浄と下地処理
高圧洗浄で既存屋根の汚れを取り除き、劣化部分を補修して下地を整えます。
↓
4. 防水シートと新屋根材の設置
防水シートを敷いたうえで、新しい屋根材を取り付け、二重構造の屋根にします。
↓
5. 完了検査・アフター案内
仕上がりを点検し、報告書や保証書をご案内して工事完了となります。
事前準備からアフター対応までを把握し、不安を減らしながら屋根リフォームを進めましょう。
工事期間:3〜5日が目安(天候次第で延びる可能性あり)
屋根カバー工法の工期は3〜5日程度が目安とされています。
ただし、雨が降ると作業が中断されるため、天候によっては延長される可能性が高いです。
事前に予備日を含めたスケジュールを確認しておけば、工期がずれた場合でも落ち着いて対応できます。
騒音のピーク時間帯と近隣への配慮方法
大きな音が出やすいのは、足場設置や屋根材の打ち付けを行なうタイミングです。
作業は朝や昼に多く行なわれるので、あらかじめ周囲へ案内しておくと理解が得られやすくなります。事前に担当業者へお願いしておくと快く引き受けてくれるでしょう。
工事中の連絡先も合わせて伝えておきましょう。
費用相場と長期コスト比較。カバー工法は本当にお得?
屋根工事を検討する際は、初期費用だけでなく、耐用年数や今後のメンテナンス費用も含めて比べることが大切です。
ここでは、屋根カバー工法と葺き替えの概算費用をご紹介します。
屋根カバー工法の費用(目安:60〜100万円弱)
屋根60㎡前後の住宅では、足場費用は抜いて概ね60〜100万円弱程度が相場となることが多いです。
屋根形状や地域の人件費、使用する屋根材の仕様で前後しますが、既存屋根を撤去しないので廃材処理費用が抑えられる点が大きいでしょう。
診断段階で下地補修が必要と判断された場合は、別途費用が加わる可能性があります。
葺き替えの費用(目安:100〜150万円)
葺き替えは既存屋根材をすべて剥がし、新規下地を含めた工事になり、屋根60㎡前後で100〜150万円程度になることが一般的です。
廃材処理費用や下地全面補修の費用が上乗せされ、初期投資は高くなりがちです。
ただし、下地劣化が深刻な場合には葺き替えのほうが安心な場合があります。
屋根カバーと葺き替えの耐用年数
カバー工法では10〜30年程度とされ、使用する屋根材の品質や下地状態によって大きく前後します。
一方、葺き替えは一般的に20〜30年以上の耐用年数で、下地を含めた新設工事になり、長期的にみると安心です。
耐用年数の差をどの程度重視するかは、ライフプランや将来のメンテナンス計画と照らし合わせて検討するようにしましょう。
プロタイムズいわき店の屋根葺き替え施工事例はこちら
https://k-toso.net/case-cat/replacement/
信頼できる施工会社の見極め方と事前に聞くべき質問
施工会社選びでは、見積もり内容や実績、資格や保証体制を確認することが重要です。
各ポイントを参考に、信頼できる会社を見極めましょう。
項目 | 確認ポイント |
資格保持者の有無 | 外装劣化診断士・施工管理技士・建築士のような有資格者が診断・管理を担当しているか。 |
過去の施工実績・写真 | 屋根カバー工法の事例写真(ビフォー・アフター)が提示可能か。お客様の声やレビューの有無。 |
アフターサービス・保証 | 保証範囲・期間、定期点検プランの内容と費用、緊急対応窓口、保証適用条件を事前に確認 |
屋根診断士などの資格保持者が対応しているか
外装劣化診断士のような専門資格を持つ担当者が対応しているかは重要なチェックポイントです。
説明の際に専門用語をわかりやすく言いかえてくれるかどうかも、任せられる会社かを見極める材料になります。
例えば、ノンアスベストのスレート瓦屋根のご自宅であれば、塗装が推奨されていないことが説明・屋根カバーの提案があるように、根拠を持った判断と説明があるかどうかが判断ポイントです。
しかし、判断するのは難しい場合は相見積を取ることで、違いが明確になりますので、おススメです。
見積もりに含まれる内容の透明性
見積書に何にいくらかかるのかがはっきり記載されているかをチェックしましょう。
材料費や施工費、足場費、処分費などが細かく分かれていると安心です。追加工事が必要になった場合の対応や費用も説明されていればより信頼できます。
不明点はそのままにせず、納得いくまで質問することが大切です。
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過去の施工実績や写真があるか?
これまでの施工事例やビフォー・アフター写真を見せてもらえると、仕上がりのイメージがつかみやすくなります。
お客様の声やレビューもあわせて確認しましょう。実績が豊富な会社は信頼性が高いと言えます。可能であれば、近くの現場を見学できるか聞いてみるのもおすすめです。
アフターサービスの内容と保証年数
工事後の安心には、保証内容と点検体制の確認が欠かせません。まずは屋根材メーカーの保証がついているかもチェックしましょう。
定期点検の有無や回数、費用、緊急時の連絡先の明示も大切です。保証の条件については、契約前にしっかり説明を受けておきましょう。
事前に確認すべき5つの質問
屋根カバー工法を選ぶ前に、次の5つを確認すると判断材料になります。
カバー工法が自宅に適しているか?
屋根下地の状況はどうか?
保証はどこまでカバーされるか?
工期中の生活への配慮は?
使用する屋根材の種類と特徴は?
これらの質問に丁寧に答えてくれる会社は、説明力や提案力があり、安心して依頼できる可能性が高いです。
いわき市で屋根カバー工法を検討中の方へ
屋根の劣化を感じつつも、葺き替えの大規模工事を行なうことに不安を抱える方は多いでしょう。
そんな場合に注目されるのが、既存屋根を活かしコストや工期を抑えながら、性能向上を図ることができる屋根カバー工法という選択肢です。
ただし、下地状態や構造許容力の確認は欠かせません。まずは専門会社による現地診断をおすすめします。
プロタイムズいわき店では、いわき市内での豊富な実績をもとに、地域の気候や建物状況に合わせた施工プランをご提案しています。
費用の目安や耐用年数、工事中の配慮点、保証内容などもわかりやすくご説明しますので、興味がある方はまず無料でご相談ください。
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