いわき市・北茨城市の外壁塗装、塗り替えならプロタイムズいわき店へお任せください。

スタッフブログ

【北茨城市】屋根のカバー工法とは?可能な屋根とメリット・デメリット

いわき・双葉・北茨城の皆様 こんにちは!
塗装専門店の株式会社郡山塗装プロタイムズ(プロタイムズいわき店)です!

屋根のリフォームで出てくる「カバー工法」という言葉。
屋根の工事方法の一種で、既存の屋根の上に新しい屋根を重ねる(カバーする)工事の手法をこのように呼びます。

ただ、カバー工法はすべての屋根におすすめというわけではありません。
カバー工法ができない屋根もあれば、他の工法のほうがメリットが多い屋根もあります。

悪徳業者は自社の利益獲得のため、適切でないカバー工法をおすすめすることがあるため、そのような被害に遭わないためにも、カバー工法や屋根リフォームに関する知識を身に着けておくことが大切といえるでしょう。

そこでこの記事では、屋根のカバー工法について長年、北茨城市で屋根塗装をしてきたプロがわかりやすく解説。

特に以下について知ることができます。

▼この記事を読むとわかること

  • 屋根のカバー工法とは(他の工法との違いや特徴)
  • カバー工法を選ぶメリットとデメリット(注意点)
  • カバー工法できない屋根
  • 施工会社を選ぶ際のポイント

「カバー工法や屋根のメンテナンスについて事前に知識を持っておきたい」
「費用を抑えながら、我が家に最適なメンテナンスをしたい」
「屋根のメンテナンスについて何もわからず不安」

このような方はこの記事がきっと役に立つはずなので、ぜひ最後までご覧ください。

1.屋根の「カバー工法」とは

カバー工法(重ね葺き:かさねぶき)とは、屋根をリフォームする工法(工事の方法)の一つで、既存の古い屋根の上に新しい屋根材を重ねる方法をこのように呼びます。

塗装ができない屋根材や、塗装では対処できないほど屋根の劣化が激しい場合(屋根の下地部分までは傷んでいない状態)に選ばれることが多い工法です。

▼カバー工法のイメージ図

ちなみに、代表的な屋根リフォームの工法には、もうひとつ「葺き替え(ふきかえ:既存の屋根を取り除き、新しい屋根材と交換する工法)」と呼ばれるものがあります。

▼葺き替えのイメージ図

こちらはカバー工法が難しい屋根(屋根の下地まで傷んでいる場合など)や、より屋根や住宅の耐久性を高めたい方に選ばれる工法です。

まず、カバー工法のメリット・デメリットを見ていきましょう。

屋根カバー工法のメリット・デメリット

メリット デメリット
・(葺き替えと比べて)工期が短い
・(葺き替えと比べて)費用が安い
・環境にやさしい
・断熱性や遮熱性の向上
・防音効果
・屋根によっては選べない
・(葺き替えと比べて)耐久性が低い
・選べる屋根材が限られている
・屋根の重量が少し増す(住宅や耐震性への影響はない程度)
・今後の葺き替え費用が高くなる可能性

 

【メリット①】工期が短い

カバー工法は、葺き替えよりも「工期が短い」です。

▼葺き替えとカバー工法の工期(目安)

屋根のリフォーム工法 工期※
葺き替え 約6~10日
カバー工法 約5~7日

※屋根の形状、劣化状況、職人の数、住宅周辺の環境(搬出入に時間を要する場所)、天候によっても変わります。

大きな理由としては、既存の屋根材を撤去する必要がないことが挙げられます。

【メリット②】費用が安い/環境にやさしい

カバー工法は、屋根を解体するための費用や廃材(既存の屋根材など)がほとんど発生しないため、コストが安く、環境にもやさしいといった特徴があります。

▼葺き替えとカバー工法の費用(目安)

屋根のリフォーム工法 費用※
葺き替え 約100万~150万円
カバー工法 約60万〜100万円

※住宅の形状や屋根の広さ、屋根の劣化状況、選ぶ屋根材、依頼する会社等によっても変わります。

なお、葺き替えはアスベストを含む屋根材だと、さらに廃材処理費が高額になります。 特に2006年以前に建てられた住宅のスレート屋根やセメント瓦は、アスベストが使用されている可能性があるため注意しましょう。

【メリット③】断熱性と遮熱性の向上/防音効果

屋根を重ねることで、断熱性や遮熱性の向上、遮音(防音効果)にも期待できます。
快適性やプライベート性の強化といった点も、カバー工法を選ぶメリットです。

次にカバー工法のデメリット(注意点)について見ていきましょう。

【デメリット①】屋根によっては選べない

カバー工法のデメリットは、屋根材や屋根の状態によってはカバー工法を選べない点です。

この部分については次の章で詳しく解説します。

【デメリット②】耐久性が低い

▼葺き替えとカバー工法の耐久性(目安)

屋根のリフォーム工法 寿命※
葺き替え 20〜30年以上
カバー工法 約10〜30年

※住宅周辺の環境や気候、選ぶ外壁材、職人の技術や知識など工事品質、塗装などのメンテナンス頻度によっても変わります。

カバー工法による屋根の耐久性は、おおよそ10~30年ほどです。
それだけ聞くと長寿命に感じますが、真新しい屋根材と交換する葺き替えと比べるとやはり短いといえます。

【デメリット③】選べる屋根材が限られている

カバー工法で選べる屋根材の選択肢は、そう多くありません。
基本的には、ジンカリウム鋼板やガルバリウム鋼板といった金属素材の屋根です。
屋根材にこだわりがある方にとっては、注意したい点といえるでしょう。

【デメリット④】屋根の重量が少し増す

屋根材を重ねることによって、屋根の重量が増すことも覚えておきたい点です。
一般的に住宅の耐震性は、屋根が軽量なほど高くなります。

とはいえ、カバー工法によって増す重さは微々たるものです。

住宅への負荷や耐震性に影響が出るほどの重さではありません。

あくまで、葺き替えと比較したらのデメリットということを覚えておきましょう。

【デメリット⑤】今後の葺き替え費用が高くなる可能性

カバー工法をした数十年後、次の屋根リフォームで葺き替えを選んだ際に、2層分の屋根材の撤去処分費用がかかるため、通常の葺き替えよりも高くなる可能性があります。

2.カバー工法ができない屋根

最初にもお伝えしたとおり、すべての屋根でカバー工法が選べるわけではありません。
ここでは、カバー工法ができない屋根について詳しく解説します。

なお、屋根のカバー工法が選べない場合は、基本的には「葺き替え」を選ぶことになります。

瓦屋根(凹凸の多い屋根)

和瓦や洋瓦、コンクリート瓦といった凹凸のある屋根にカバー工法はできません。

表面に凹凸が多いと、新しい屋根材をしっかり密着させられないためです。

屋根の形が複雑/すでにカバー工法の屋根(二重構造の屋根)

段差が多いなど屋根の形が複雑だと、カバー工法が難しい場合があります。

また、すでにカバー工法が施工されている屋根に、さらにカバー工法で屋根を重ねることも、住宅へ負荷がかかるため基本的にできません。

傾斜が少ない屋根

カバー工法では、屋根に一定の傾斜(勾配)が必要です。

この傾斜がなかったり、ゆるやかだったりする屋根にカバー工法を選んでしまうと、雨水がうまく排水されず、逆流や浸水、雨漏りにつながるおそれがあります。

例えば、スタイリッシュでモダンな住宅で見られる、ほぼ平らな屋根「フラットルーフ(陸屋根:ろくやね)」にカバー工法はおすすめできません。

下地まで劣化している屋根

屋根の下地(野地板や防水シートなど)が雨水の浸入によって腐食している場合も、カバー工法を選ぶことはできません。

すでに劣化している屋根に新しい屋根材を重ねても、根本的な解決にはならないからです。 もちろん、耐震性の問題もあります。

(補足)かかる費用や工期、ライフプランも重要

カバー工法と葺き替えのどちらが適しているかは、これまでにお伝えしたような屋根の形状や屋根材の種類、屋根の状態(劣化状況)などから施工会社が総合的に判断します。

ただし、それだけでなく、依頼する側の予算や工期、ライフプラン(今の家にあと何年住むかなど)に適した耐久性などの要望もあわせて考慮されるのが望ましいでしょう。

信頼できる施工会社であれば、そういった点も踏まえて最適な工法を提案してくれます。
屋根のリフォームを考える際は、自身の要望もしっかりと伝えるのがよいでしょう。

3.屋根カバー工法の施工事例

ここまでカバー工法の特徴や向いていない屋根についてお伝えしてきました。 実際にはどのような仕上がりになるのか、イメージしやすいように当店の施工事例をご紹介します。

▼屋根カバー工法による「施工前」の様子

▼屋根カバー工法による「施工後」の様子

施工内容 施工期間
・屋根リフォーム(カバー工法)
・外壁塗装
・付帯塗装
約26日間※

※外壁塗装+付帯塗装を含む 色あせや一部の板金の浮きが見られた既存屋根を金属屋根で覆ったことで、耐水性・防サビ性に優れた屋根へ生まれ変わりました。

外壁との色味のバランスも整い、家全体の印象が明るくなりました。
詳細はこちら

その他の「屋根カバー工法による施工事例」を見る

4.カバー工法を施工会社に依頼する際のポイント

カバー工法は、屋根リフォームでは一般的な方法の一つです。

ただ、悪徳業者による手抜き工事(不適切な施工方法)によって雨漏りしたり、屋根材の間に結露ができたりと、トラブルに発展する例も少なくありません。

信頼できる施工会社を選ぶこともまた、工事の結果を左右するといってよいでしょう。

そこでここからは、カバー工法による屋根リフォームを安心して依頼できる「信頼できる施工会社の特徴」を詳しく見ていきます。

屋根カバー工法を依頼したい施工会社

▼信頼できる施工会社の特徴

  • 現地調査が丁寧(一般的に1時間程度)
  • 「外装劣化診断士」など有資格者が調査
  • 屋根の上も調査している
  • 屋根裏の状態(雨漏りの有無など)も確認している
  • 画像や映像を使って劣化状況をわかりやすく解説してくれる
  • 屋根材や雨漏りに関する知識が豊富
  • カバー工法の施工実績がホームページに掲載されている
  • 保証がある(+保証書の発行)/アフターフォローが充実している

見積もりの前に必ず行なう「現地調査」は施工会社が屋根の劣化状況を実際に見て、最適な工法や施工内容を判断する、とても重要な工程です。

しかし、悪徳業者のなかには現地調査の結果を適当にでっち上げ、恐怖心を煽って契約させようとするケースがあります。

実際の例を見てみましょう。
ある日その方のもとに、屋根の修理会社を名乗る営業マンが訪問してきました。

「遠くから屋根が見えたのですが、今すぐ修理しないと大変なことになりますよ」

「屋根の一部がひび割れています。このままでは雨漏りしてしまいますよ」

そう言ってきたため、その方は不安になり、高額な屋根リフォームを契約したそうです。
しかし、よくよく確認するとひび割れは嘘で、さらに塗装で十分に対応できる劣化状況だったとのこと。

このように屋根を直接見られないからと、好き勝手に結果を伝える悪徳業者は残念ながら存在します。

だからこそ「根拠となるもの」がない施工会社を信用してはいけません。
根拠となるものとは、例えば、屋根上の状態がわかる画像や映像です。

の例を挙げると、屋根上の調査ではドローンによる撮影を実施。
撮影した映像を見ながら、劣化状況をわかりやすく解説します。

さらに、すでにお伝えしたとおり屋根の下地が傷んでいたら、カバー工法はできません。
そのため屋根の上の状態はもちろん、屋根裏に雨漏りの形跡はないかなどもしっかり調査する必要があります。

なお、天井のシミは雨漏りがかなり進行している段階です。
初期の雨漏りに気づくためには、屋根裏の調査も必須といえます。

このように住宅の隅々まで調査すると、本来は1時間程度かかるはずです。
しかし、悪徳業者のなかには、軽く住宅を見るだけで終わらせるところもあり、そのような会社は根拠のない工法判断や不適切な施工内容を提案しているおそれがあります。

現地調査では、「時間」はもちろん「どこまで見ているか」そして「調査の結果をどれだけわかりやすく伝えようとしてくれているか」といった点にもぜひご注目ください。

プロタイムズいわき店|お家の健康診断はこちら

屋根リフォームでトラブルになりやすいケース

▼よくあるトラブルになりやすい例

  • 現地調査の時間が短い
  • 見積もりが安すぎる
  • 保証が無い(保証書を発行してくれない)

見積もりが極端に安い際に考えられるのが、追加工事による高額請求です。
追加請求で帳尻を合わせようとしている可能性があります。

この場合、見積もりも内訳を記載せず、追加工事しやすいようあえて不明瞭にしていることが多いため「細かく内訳の金額が記載されているか」や、足場代や養生代など「不足している費用項目(作業工程)はないか」を確認することが対策になります。

さらに、保証の有無も重要です。
保証が無ければ不具合が起こっても、すべてが自己負担になってしまいます。
保証の有無やその対象範囲、期間はしっかり契約前に確認しておきましょう

その際、保証書は必ず書面で発行してもらうことが大切です。
保証を付けると口約束で契約して、あとは知らぬ存ぜぬといったトラブル例もあるからです。

まずは現地調査で状態を正確に判断

カバー工法ができる屋根かどうかは、やはり現地調査をしなければ正確に判断できません

そこでまずは現地調査で屋根の状態を確認することから、はじめてはいかがでしょうか。
現地調査を受けた後でも、屋根リフォームを考えるのは遅くありません。

むしろ意外と屋根の状態が良く、カバー工法よりも安い外壁塗装で済む可能性もあります。

北茨城市で屋根リフォームを検討している方は、ぜひ株式会社郡山塗装プロタイムズ(プロタイムズいわき店)の現地調査をご利用ください。

もちろん、当店の現地調査は無料。
「現地調査のみ」も大歓迎です。

お申し込みお待ちしております。

人気記事

お問い合わせ
  • ショールーム来店予約
  • お問い合わせ・見積もり
to top